マイコファジストのすすめ

きのこの栄養成分

「マイコファジスト」とは、「菌食主義者:きのこを食べるひと」のこと。菜食主義者を「ベジタリアン」と呼ぶのにならい、宮崎大学名誉教授の河内 進策氏によって命名されました。
人類は誕生以来、自然に生えるきのこをたくさん食べてきました。ときには薬用としても利用してきました。近年になり、世界的にきのこの栽培が盛んになってきたのは、きのこの持つ効能が明らかにされ、健康食品として注目されてきたためでしょう。
きのこの持つ力をよく知って毎日の食生活に活かし、賢い「マイコファジスト」になりましょう。

きのこの料理写真


きのこで血液サラサラ実験

きのこは植物ではなく、動物でもなく、「菌」です。菌の仲間は地球のあらゆる場所で生き、有機物を無機物に分解するなど生態系に欠かせない存在です。 菌にはさまざまな機能がありますが、特にわたしたちの身近なところでは、発酵食品の製造に利用されています。
たとえば、酒・味噌・ しょうゆは麹菌から、パン・ビール・ワインは発酵菌、チーズはアオカビによってつくられています。きのこを食べるのは「菌の利用」のひとつの方法なのです。


きのこの効用

近年、世界的に食用きのこの人気が高まっている理由は、低カロリー、豊富な食物繊維、薬理作用などの効用があげられるでしょう。

低カロリー&豊富な食物繊維

グラフ:食品の食物繊維の割合

きのこは、その約90%が水分。残り10%のうち大部分が「食物繊維」という、低カロリーな食品です。
食物繊維には、腸内の細菌や有害物質を吸着し、便とともに排出する機能があります。ですから食物繊維を多く含むきのこには、便秘の解消、糖尿病・高脂血症・大腸がんの予防などさまざまな効果が期待されます。

太陽とビタミンD2

グラフ:きのこの中のエルゴステロールの量

「ビタミンD2」はカルシウムの代謝に関わり、骨の形成に重要なビタミンです。 きのこには、このビタミンD2の元になる「エルゴステロール」が豊富に含まれています。エルゴステロールは太陽光(紫外線)にあたるとビタミンD2に変化します。
きのこを購入したら、1時間ほど日光に当ててから保存しましょう。すると、骨を強くする効果が期待できるようになります。