きのこの効能

えのき氷の飲食による抗アレルギー効果

きのこの栄養成分

きのこの成分は野菜に似ていますが、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンD2、ミネラルなど多く含む、低カロリーの高栄養食材です。

きのこに含まれる注目の成分

●ビタミンD2
野菜にはない成分で、カルシウムの代謝に欠かせない重要なものです。
●β―グルカン
食物繊維の一種ですが、植物性のものとは異なります。制がん剤として厚生労働省認可の医薬品に利用されています。
●トレハロース
砂糖と同様の天然糖質。保水、脱臭、品質保持効果などがあり、高機能成分として食品や化粧品に利用されます。エリンギは乾燥するとその25%がトレハロースとなります。

(大阪府立大学 楠田瑞穂/近畿大学 寺下隆夫 論文より抜粋)

きのこで血液サラサラ実験

近年急増している心筋梗塞や脳梗塞などの病気は、「血液の流動性」と関係があると言われています。一方、長野県は全国有数の長寿県。その一因として、きのこなど特産農作物との関係が注目されています。 長野県の生産量が日本一のエノキタケを使って、被験者100名に「エノキタケと血液の流動性の影響」について実験を行いました。(平成17年8月実施)

実験内容

健常な成人100名に、1日100gのエノキタケを1週間摂取していただきます。その前後の空腹時に採血し、血液流動性を測定しました。

結果と考察

エノキタケを食べた後は、80%以上の人の血流が速くなりました。特に、60秒以上の血流障害の人(血液ドロドロの人)の変化が顕著です。実験前後では全体で血液ドロドロの人の割合が30%から13%に減り、かなり改善されました。

結果、エノキタケの血液をサラサラにする効果が実証されました!
同時に、中性脂肪の推移をデータ化したところ、中性脂肪についても減少したことが確認できました。

グラフ:エノキタケ接種前後の全血通過時間

(平成18年6月18~21日,第16回国際農村医学会議発表)
(平成18年3月26~27日,第76回日本衛生学会発表)

エノキタケには…

  • 血液中の脂質の低下作用
  • 血小板凝集抑制作用
  • 血圧降下作用
  • 免疫賦活作用

などが期待できます。 それらの効果には、エノキタケの細胞壁の中にある「キノコキトサン(キトグルカン)」という成分が関係すると考えられます。 キノコキトサンは、消化・吸収されることによって腸を刺激し、腸の運動を活発にする作用があります。また、血液に溶け込むと血液中の脂質をからめ取って便とともに排出する働きがあります。


きのこで血液サラサラ&免疫力アップ!

キノコキトサンには血小板凝集抑制作用(血液を固める血小板の凝集を抑える働き)があります。つまり、血液がサラサラになるのです。血液がサラサラになると血流がよくなり、その結果…

  • 血圧が下がる
  • 代謝がよくなる
  • 体温が上がる
  • 腸の働きがよくなる+体温が上がる→免疫力が向上する

腸の働きが整って血流が改善し、インスリンの分泌もよくなるので、血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。

エノキタケの成分を効率良く摂取するための秘技!いま話題のエノキ氷

材料(製氷皿2皿分)
エノキタケ 300g・水 400cc
1

エノキタケは石づきを除き、ざく切りにする。

作り方手順の写真1

2

ミキサーに材料を入れ、ペースト状にする

作り方手順の写真2

3

鍋に2を入れて沸騰させ、焦げないようにかき混ぜながら弱火で約60分煮詰める。
※焦げ、ふきこぼれにご注意!

作り方手順の写真3

4

粗熱を取り、製氷皿に流して冷凍庫へ。できあがり!タッパやフリーザーパックなどに移して保存するとかさばらなくて便利。
※ミキサーにかける前に、1時間程度日光(紫外線)にあてるとビタミンD2が増えます!

作り方手順の写真4

1日1人3~6個を目安に、みそ汁、鍋物、煮物、カレーなどに、凍ったままポンと入れるだけ!いい「だし」も詰まっているので、調味料としてお料理のおいしさアップにもご利用ください。

(高崎健康福祉大学健康福祉学部 健康栄養学科教授 江口 文陽/安心2010年4月号より抜粋)